裏社会や人の持つ裏の顔など、なかなかリアルでは触れることのできない側面を描いているダークファンタジー。
生と死や、正義と悪など重いテーマを扱っている作品も多いですが、どの作品もその世界観にのめり込んでしまうくらい面白い!
個人的には一押しのジャンル。そんなダークファンタジーをテーマに扱ったアニメをご紹介します。
目次
ダークファンタジーアニメ9選
鋼の錬金術師

史上最年少で国家錬金術師の資格を得たエドワード・エルリックは、弟のアルフォンス・エルリックと共に旅をしていた。旅の目的は「失った手足と弟の身体を取り戻す」こと。彼らは”禁忌”とされている人体錬成を試みるも失敗、その代償としてエドワードは左脚と右腕を、アルフォンスは身体のすべてを失ってしまっていた。そんな彼らは再び人体錬成を行って元の身体を取り戻すため、莫大な力を秘めていると言われる賢者の石を求めて旅を続けていく。
言わずと知れた超有名作。「ハガレン」という名前は誰もが聞いたことがあるかと思います。
賢者の石を探し求めて旅を続けるエドとアル。彼らのもとに錬金術師殺しや人造人間、そして軍部に蠢く陰謀、、、様々な脅威や問題が立ちはだかります。
そして「賢者の石」に秘められた真実。それを知って元の身体に戻ることは正しいことなのかという葛藤を抱えながらも成長していく。
そして物語の序盤から語られている、錬金術の基礎原則である「等価交換」。
この等価交換に絡めた結末は個人的にものすごく好きです!少しクサいかもだけど笑
バトル物や巨大な敵に立ち向かう的なストーリーが好きな方には特におすすめ!
それ以外の方でも絶対楽しめると思うので是非見ていただきたい作品です。
DEATH NOTE -デスノート-

天才的な頭脳を持つ高校生の夜神月はある日「名前を書かれた者は死ぬ」という死神のノート「デスノート」を拾った。半信半疑で試してみるが、その効果を確信してからは、犯罪者を次々と殺していく月。誰かが犯罪者を裁いているのだと気づいた民衆からは「キラ」と崇められるようになった月であったが、その一方で相次ぐ犯罪者の不審な死に気づいた疑問を持った世界的な探偵「L」は調査を開始することを発表。月とLの頭脳を駆使した戦いが幕を開ける。
こちらも超有名作。リアルタイムで原作のマンガを追っていましたが、店頭から最新巻が消えるほど売れていた記憶があります。何件か本屋をハシゴしたなあー。
そんなことは置いておいて、月とLが繰り広げる頭脳戦は目が離せない!
月の目的はLの本名を知り、デスノートで殺すこと。Lの目的は月がキラだという証拠を突き付けて捕まえること。
互いが互いの作戦の裏を突き、自らの目的を達成しようとする様子は常にドキドキしっぱなし。
物語の構成もとてもしっかりと練り上げられており、どのパートでも飽きることなく楽しめると思います。
また、実写映画化もされており、そちらは原作とは異なった結末を迎えますがこれはこれで面白い。
アニメやマンガの実写作品はイマイチと感じることが多いですが、デスノートは自信を持って人に勧められるくらい好きな作品です。
推理物やサスペンス、頭脳戦が好きな方はとても楽しめるかと!
東京喰種-トーキョーグール-

「喰種(グール)」と呼ばれる種族が存在する世界。外見はヒトと変わらないが彼らは人の肉を食さなければ生きられない種族だった。至って普通の読書好きの大学生、金木研はカフェ「あんていく」で読書を嗜む女性、神代リゼに好意を持っており、本好きという共通点からデートをすることになる。しかし、彼女の正体は「喰種」であり、金木は彼女に捕食されかけてしまう。まさに命を落とすかと思ったその瞬間、鉄骨の落下事故によりリゼの襲撃から免れるも、金木も致命傷を負ってしまう。救命手術を担当していた医者により、喰種の臓器を移植されることで一命をとりとめた金木であったが、目が覚めると彼自身が喰種になってしまっていた。
最近話題のトーキョーグール。アニメは3部構成となっており、2018年6月現在、3部にあたる「東京喰種:re」が放送中。
「喰種」と呼ばれる食人種と彼らを駆逐するために結成された組織「CCG」との戦いを中心に物語が展開していく。
ヒトと喰種、正義と悪。何をもって正しいと言えるのかといったテーマも描かれており色々と考えさせられる作品。
いやー、久しぶりにドハマりする作品に出合いました。平日、週の中日にも関わらず2日で1部2部合計24話を見終えるという暴挙。
その翌日には原作のマンガを大人買いし2日で完読。濃い1週間を過ごしました。
個人的な趣味はあるかと思いますが、それを差し引いても絶対に面白い作品!存分に楽しめることを保証します。
2部に当たる「東京喰種√A」は原作とは異なったストーリーを描いていますが、こういった展開もありえたのかと素直に楽しめました。
完全アニメオリジナルストーリーの「√A」ですが、3部の「:re」に矛盾なく繋がるようにうまく物語を展開しています。
本気で観てほしい作品。個人的にはここ数年で間違いなく最高の作品です。
コードギアス反逆のルルーシュ

皇暦2010年8月10日 、世界最大の超大国である神聖ブリタニア帝国は日本と地下資源サクラダイトを巡って対立し宣戦布告後、侵攻した。
戦争の結果、日本はブリタニアによって占領され、「エリア11」と呼称されるようになる。日本人は「イレヴン」と蔑まれ、自由を奪われブリタニアによる支配が続いていた。
日本侵攻から7年後、日本に住むブリタニア人の少年、ルルーシュ・ランペルージは謎の少女C.C.(シーツー)と出会い、「ギアス」という力を授けられる。授けられた力は、「他人に自分の命令を強制させる絶対遵守の力」。
ギアスを得たルルーシュは、暗殺された母親の仇をとり、妹のナナリーが安心して暮らせる世界を作るという決意のもと、祖国ブリタニア帝国に対して戦いを挑んでいく。
こちらも超有名作。ただのロボットアニメと侮ることなかれ。
ルルーシュ率いる「黒の騎士団」が為す「正義」と、敵対する「ブリタニア帝国」が為す「正義」。
どちらも対極にある関係が故に、一方から見たらそれは「悪」としても捉えられる。
何をもって正義とするのか、そんなことも考えさせられる作品。
本作の続編にあたる、「R2」と合わせると25話×2と、とても長い作品ですが見始めるとどんどん見進めていってしまいました。
ストーリーの構成もしっかりとしており、名シーンや名言多数。
R2の最終話は号泣必至。今まで見たアニメで一番好きな作品。
個人的に好きなキャラクターは、オレンジことジェレミア・ゴットバルト。
セリフの言い回しが独特でカッコいい!
アニメファンからの支持も厚く、劇場版による総仕上げや「R2」の続きが描かれる「復活のルルーシュ」プロジェクトが発表されています。
また、劇場三部作で総集編も公開されているので、そちらを観るのもありかも!
Steins;Gate

主人公の岡部倫太郎は、厨二病の大学生。秋葉原を拠点とする小さな発明サークル「未来ガジェット研究所」のリーダーを務める。
夏のある日、岡部は研究所メンバー(ラボメン)の一人の椎名まゆりとともに向かったタイムマシンに関する講演会場で不思議な出来事に襲われる。
17歳の天才少女、牧瀬紅莉栖が殺害されているのを目撃し、もう一人のラボメンの橋田至にそのことをメールで伝える。直後、強烈な眩暈に襲われた岡部が我に返ると講演会場の屋上には人工衛星の様なものが墜落している。
また、岡部の記憶と周囲の者が話す出来事には齟齬があり、不思議に思っていた。
大学の講義に参加しようとキャンパスへ向かうと、そこには殺害されたはずの牧瀬がいた。
その後、牧瀬をラボメンに迎え入れ、タイムマシンの開発にのめり込んでいくが、それを突き止めたある組織の陰謀に巻き込まれていく。
タイムリープものと言えばこれ!というくらいには有名な作品かもしれません。 趣味でやっていたことが思わぬ悲劇を巻き起こし、その悲劇を回避するために岡部が奔走します。続きが気になりどんどん見てしまいがちな作品。
元いた世界線へ到達するためには大切なものを失わなければならないという葛藤、それに対する岡部・牧瀬の決意。終盤は泣けるシーンが続くだけでなく物語の展開的にもとても盛り上がります。
23話ラストのある人物からの岡部へのメッセージは最高に痺れました。「最初のお前を騙せ。世界を、騙せ。」
途中から時系列等を把握するのが難しくなってきますが、そういうものが苦手でなければ楽しめると思います。
また、本作のバッドエンドにあたる結末の続きを描いた作品「シュタインズ・ゲート ゼロ」が2018年6月現在放送中!
こちらもとても面白いので是非ご視聴あれ。
ギルティクラウン

舞台は、アポカリウスウイルスの発生によりGHQの統治下に置かれることになった日本。桜満集は人づきあいが苦手な高校2年生。ある日、インターネット上で絶大な人気を誇る音楽ユニットEGOISTの歌姫、楪いのりと出会う。彼女はレジスタンス組織「葬儀社」のメンバーでもあり、GHQから「ヴォイドゲノム」を盗み出したせいで軍に追われていた。集は、軍に捕らえられてしまったいのりを助けるべく戦場へ向かうが、ヴォイドゲノムが入ったシリンダーが割れてしまい、それを浴びた集は「王の能力」に目覚める。
SF色が強めの作品です。
GHQの支配から日本を開放すべく、「葬儀社」のメンバーとともに奮闘していくというストーリー。
専門用語が多くて最初は戸惑うかもですが、そんなに難しいお話でもありません。
ヴォイドゲノムによって発現する「王の能力」は他者のヴォイドを具現化する能力。
ヴォイドとは人の心を物質化させたもの。人によって異なり、剣だったり銃だったりカメラだったり特殊な能力があったりもします。
ヴォイドを扱うことのできる集は、葬儀社の中心戦力としてGHQとの戦いに深く関わっていくことに。
戦闘シーンがとにかく格好いい!BGMも合わさってその魅力を際立たせています。
緊迫したシーンばかりかと言えばそうでもなく、学園生活では一転して平和な日常を送ります。
楽曲はsupercellのryoが担当していることもあって素敵な曲ばかり。
作中に登場するEGOIST名義で音楽活動も行っているので気になる方はそちらもチェックしてみてください。
僕だけがいない街

29歳の青年・藤沼悟は、「再上映(リバイバル)」というタイムリープ現象にたびたび遭遇していた。
その現象が発生する条件は「なにか悪いことが起きる直前」。悟はこれまで、その現象が起こるたびに、事件や事故などのトラブルを回避し続けてきた。
そんなある日、リバイバルによって子供の命を救うが悟自身は事故に巻き込まれ入院してしまう。
彼の様子を見に来た母親であるが、ある出来事をきっかけに何者かに殺害されてしまう。
その事件をきっかけに、リバイバルが発生しタイムリープした。
たどり着いた先は昭和63年の北海道。そこで彼は、同級生・加代が連続誘拐事件に巻き込まれ何者かに殺害されたことを思い出す。
母親が殺される未来の分岐点はこの昭和63年だと考えながらも原因を見つけ出せない悟であったが、ひとまず、連続誘拐殺人から加代を守ることを決意する。
悪い未来を変えるためにタイムリープを繰り返していくというストーリー。
母親を殺したのは誰なのか、加代を殺したのは誰なのかと疑問がたくさんありますが、
構成の上手さからぐんぐんと作品の世界観にのめりこんでいってしまいました。
1話のエンディングではスタッフロールが流れ、まるで映画のような終わり方。
終わらせるタイミングがとても絶妙で、続きが気になること間違いなしです。
ストーリー的には殺人事件絡みということで重いテーマですが、小学校や家庭での生活を描いているシーンでは心温まります。
また、悟は「思ったことをつい口に出してしまう」クセのせいで、加代に恥ずかしいセリフを言いまくっていてとても笑えます。
主題歌はASIAN KUNG-FU GENERATIONの「Re:Re:」
もともと好きな歌でしたが、この作品に使われていたことを知ってますます好きになりました。
あまり書くとネタバレになってしまうのでここまでに留めておきますが、今まで見たアニメの中でもトップクラスに面白かった作品。
後悔させませんので是非見てみてください。
ダンガンロンパ

超高校級の才能を持つ者のみが入学することのできる「私立希望ヶ峰学園」。苗木誠は特に突出した才能を持っているわけではなかったが、抽選により選ばれた「超高校級の幸運」として希望ヶ峰学園に入学することになったが、校舎に足を踏み入れた途端、意識を失ってしまう。目が覚めたら14人の超高校級の才能を持つ生徒たちと学園内に閉じ込められていた。そこに学園長を自称する「モノクマ」が現れこう宣言した。
「殺し方は問いません。誰かを殺した生徒だけがここから出られます。」
同名のゲームが原作のミステリー、サスペンス作品。
希望ヶ峰学園に集められた超高校級の生徒たちは、誰かを殺した者だけが外に出られるという「コロシアイ学園生活」を送ることを強いられます。
何事もなく共同生活を送っていけるかと思っていた彼らでしたが、学園生活が始まってから数日後、ついに最初の犠牲者が出てしまいます。
犯人を探し当てるために「学級裁判」が開廷される。犯人は裁判で”クロ”だと見抜かれれば処刑、外せばその他全員が処刑されるという絶望的な裁判。誠たちは無事に犯人を見抜くことができるができるのでしょうか。
衝撃展開の連続に楽しめること確実!だんだん明かされていく真実、続きが気になりすぎてノンストップで最後まで見てしまいました。笑
そしてモノクマの声優は、旧ドラえもん役の大山のぶ代さん。ドラえもんの声で悪役と言うギャップ(?)にも要注目。
※2話以降要ポイント
BLACK LAGOON

岡島緑郎は日本の大手企業に勤めるサラリーマン。仕事で海外に出向いた際、身代金目的で海賊「ラグーン商会」に拉致されてしまう。彼が仕事で運んでいたのは会社の密輸に関する情報。それを盗まれたことを知った岡島の上司は、彼もろとも傭兵部隊によって始末することを決定した。上司の口から「会社のために死んでくれ」と言われた岡島は狼狽するも、ラグーン商会は派遣された傭兵部隊を撃破する。無事に一命をとりとめた岡島は、上司に身柄を引き取られることになったが、岡島はそれに従わない。
「部長、覚えておられませんか。俺はね、もう死んでるんですよ。あんたがそう言った。俺の名はロックだ。」
ラグーン商会の一員となることを決意したロックは、マフィアが集結する裏社会「ロアナプラ」で新しい生活をスタートする。
マフィアが牛耳る裏社会を描いた物語。お仕事アニメに分類するか悩みましたが、広くとらえればこれもお仕事!ということで本記事で紹介させていただきます。
裏社会での日常から、マフィア同士の抗争まで幅広く物語が展開していきます。戦闘シーンは迫力抜群!また、セリフの言い回しがアメリカっぽくてカッコいい!
当然のごとく人が死ぬシーンや血の描写がありますので苦手な方は注意してください。
まとめ
今回は一風変わってダークな世界観の作品を紹介させていただきました。
繰り返しになりますが、東京喰種-トウキョウグール-、絶対面白いので是非観てください!
もちろんその他の作品も面白いものばかり。
振り返ってみると、このジャンルって知名度高い作品が多いような気が?
そういう点でもアニメ好きなら押さえておきたい作品たちでした。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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